税理士川端雅彦コラム

KAWABATA MASAHIKO COLUMN

VOL56「柔が勝つと景気が良くなる!」

 久々の感動の連続であった。柔ちゃんに始まり室伏選手の繰上げ金メダルに終わったメダルラッシュのせいで寝不足にもなりました。
 ようやくアテネ五輪が終わったのでぐっすり眠れると内心「ほっ」としています。
 結果を振返ると、金メダル16個総計37個のメダルを獲得し、国の威信をかけて開催した「東京オリンピック」をはるかに凌く見事な成績でした。
 ところで、統計学的にいうとメダル獲得数が増えれば増えるほどGDP(国内総生産)成長率も拡大するそうです。
 観戦のための家電購入などの支出が増えるからです。例えば、7月の液晶テレビ出荷台数は、前年同月比1.9倍、DVD録画再生機が同3.5倍になるなど、デジタル家電需要への五輪効果は、くっきりと証明される結果になりました。
 ゴールドマンサックス証券の最近の試算によると、日本が金メダル20個などを獲得した場合、成長率はなんと6.4%とバブル期並みに上昇するそうです。
 これをもとにメダル1個あたりのGDP成長率に対する貢献度を計算するとどれぐらいになるでしょうか?
 今回は合計37個獲得していますが、寝不足による生産性低下を引き算して、6.4%に1%ほど上乗せすると7.4%÷37個=0.2%となります。
 この計算を証明することはできませんが、先ほどのデジタル家電の五輪効果からわかるように、あきらかに国内消費を増加させる効果があるわけです。
 うる覚えで恐縮ですがJOCスポーツ研究所の国からの予算が27億円です。この27億円を重点的にメダル獲得が期待できるスポーツの研究に振り向けた効果がでたのです。
 無駄な公共事業に膨大な税金を投下するより、よっぽどましな経済効果が期待できるわけです。
 政治家、官僚の皆さんもよく考えてもらいたいものです。
 そして、世界と伍して戦い、楽しみながら勝利を手にする選手たちを見た国民が、勇気づけられ自信を持ったマインドに対する効果は、経済効果と同様、いやそれ以上に大きかったのではないかと思うのです。
 彼ら、そして彼女らの勇姿をみながら、日本はまだまだ捨てたもんじゃないと別の感動にふけっていた17日間でもありました。

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2004/08/31

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