税理士川端雅彦コラム

KAWABATA MASAHIKO COLUMN

企ての日

アイネックスでは、毎月一回「企ての日」という日を設けています。というか、設けることにしました。

「企ての日」とは、何かよからぬ野望を企む日ではありません。「企ての日」とは、通常の業務、すなわち監査や決算をしてはいけない日のことを言います。

なんで、そんな日を設けるのかってことですが、カッコよく言うと「創造的な思考」を促すことが目的です。平たく言うと「ちょっと枠を外して考えようじゃないか!」っていうことが目的です。

だいたい、我々の税理士の業界ってのは、ライフサイクルのながーいサービスを提供してます。もちろん、商法が変わり税法が変わり、IT化が進み、すぐそこにクラウドの時代もやってきてるわけですが、やってることは昔も今も変わらず「税務当局に、税務申告を代理している」のです。

もちろん、コンサルティングサービスや、複雑なスキームを使った提案などもありますが、それらはごく一部で、収益の大部分は税務代理というのが多くの税理士事務所の収益構造だと思います。

そして、TKCとか、JDLとか、すぐれたベンダーが、実に痒いところにまで手の届くサービスを提供してくれるので、この業界にドップリつかってると、いつの間にか、世間知らずの「バカ」になってしまうのです。

一方で、世の中は大きく変化しています。円高は、企業の海外移転を加速し、タレントの不足は、ユニクロのように英語が必須アイテムの時代を到来させるでしょう。

もちろん、だからと言って、ドメスティックな法律で、守られている税理士事務所の仕事がなくなるわけではありません。しかし、少なくなる、あるいは儲からなくなることは確実ですし、わかっちゃいるけど変われない「ゆでガエル現象」となって、いずれ表れると思います。

だからということはないのですが、このあたりで「面白いこと」を考えようじゃないか!と思ったわけで、そのための初めの第一歩として、普段の仕事以外のことしかしてはいけない時間を持とう、と思ったわけです。

つまり企ての日の第一のルールは「監査・決算と昼寝以外の何をしてもいい。」というものです。

スケールが大きいものとして、新しいビジネスについてなどが考えられます。他には、生産性を倍増させる方法とか、どうしたらお客様を倍にすることができるだろう、とか、そういうことを考えるわけです。

でも、企てると、何らかの結果を出さないといけないということになると、「枠」がはずれないので、もう一つのルールを設けました。

それは、「企ての日に企てたことは、実行しなくてもいい!」というルールです。

どうです?企てたことをやる責任はないので、自由な発想ができると思いませんか?

そして、企ての日には、もう一つの狙いがあります。

それは「ご機嫌な職場」を作るということです。

企ての日を迎えるにあたって、あらかじめ、各自、チーム、プロジェクトなどで、事前に自分がどんなことをするのかを考えてもらいます。

そして、当日、マインドマップやブレーンストーミングなどの手法を使って、皆で話し合ってもらうわけです。

そうすると、すごくコミュニケーションが活発になります。みんなが、自分で決めているという感覚が持てるようになります。

そうすると、みんなが自律的に動く明るい職場が出来上がると思うのです。

そういう職場を「ご機嫌な職場」と呼ぶことにしようと思ったのですが、ご機嫌な職場は、収益性が高くなるというのを証明しようと思っているのが、わたしの企て、であります。

 

 

2011/09/12

  • 雑感

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