税理士川端雅彦コラム

KAWABATA MASAHIKO COLUMN

まず感謝するということ

メジャーリーグで大活躍の大谷翔平選手や元京セラ名誉会長の故稲盛和夫氏が、愛読していた「運命を拓く」の著者である思想家中村天風の教えは、よりよく幸せに生きる考え方を学ぶ上で、とても勉強になります。

天風氏によると、人が幸せに生きていくうえで最も大切なことは、「心の置き所」であり、心のあり方により、人生は天国にも地獄にもなるから、常に絶対に積極的な心構えを持ち、否定的で消極的な考え方、言葉遣いを決してしてはいけないと説かれています。

そして、徹底して実行すれば、必ずいい結果がでると断言されています。

ところが、こういったことは一日や二日できるものではないため、天風氏は次のように述べています。

「つべこべ言わず、何よりも先に、まずは感謝せよ!どんな境遇にあろうと感謝せよ。さすれば運命は必ず好転する!」と。

なるほど、失敗や災難に、「なんで自分は不運なのだ、不幸せなのだ。」と考える人と、「この失敗よ、この災難よ、ありがとう!」と考える人とは、それに対処する次の行動に大きな違いが生じます。

例えば前者は、失敗や災難を自責ではなく他責に転化するため進歩はなく、後者は、失敗から学び次に生かそう!災難が降りかかったのはリスクマネジメントが未熟だったからだ。リスクマネジメントを強化しよう!と前向きに行動し、進歩することができます。

かように、あらゆることに関して、「まず感謝する」ことが事態を好転させるというわけです。

そして、面白いことに「先に感謝すれば、後から喜びがついてくる」つまり、あとから喜べる出来事が目の前に現れると言われています。

このように語られていることを聞いていると、このことを応用して、夢を実現するということが容易になるのではないかと、感じるところがありました。

例えば、経営をしていくうえで、将来におけるビジョンや目標を立てることは、とても大切なことですが、立てたその未来のビジョンや目標が実現する(だろう)ことに、先に感謝するのです。本気で感謝してしまうのです。

そうすると、ビジョンや目標の「実現」という喜びが、後からついてくるのではないかと思ったわけです。

もちろん、心の底から繰り返し、潜在意識に浸透するぐらい感謝の念を抱き、心の在り方を変え、行動を変える必要があるのは、当然ではありますが、取り組む価値は大いにあろうかと思っています。

なんだかんだと言っておりますが、はじめの第一歩として、まずは朝起きたときに「ありがとうございます!」と第一声を発しながら感謝するという一日のスタートを心がけていこうと思います。

                                                令和7年5月26日

                                  アイネックス税理士法人

代表 川端雅彦

京都・大阪の税理士ならアイネックス税理士法人

2025/05/27

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