税理士川端雅彦コラム

KAWABATA MASAHIKO COLUMN

すべてが「加速」する世界に備えよ

2022年の幕があけました。

個人的に、今年の正月はオミクロンの感染が拡がりつつあったなかでしたので、蜜を避けて、

読書や映画の鑑賞にふけっていました。

その中で「2030年すべてが「加速」する世界に備えよ」という本を読んだのですが、その内容が結構衝撃的でありました。

一言で言うと、AI、ロボティクス、ナノテクノロジー、バイオテクノロジー、センサー、3Dプリンティング、

拡張現実(AR)仮想空間(VR)、ブロックチェーンなどのテクノロジーが急激に進歩するだけでなく、

これらのテクノロジーが融合して、地球上のあらゆる主要産業が1つ残らず、

全く新しい姿に代わるだろうと書き記されていました。


例えば、以下のように小売業の未来が描かれていました。(一部、省略)


ときは2029年4月21日テキサス州ダラスは晴天。明日は大切なチャリティ昼食会があるが、着ていく服がない。

だが、モールに出かけるのはまっぴらで、無駄な労力は使いたくない。

先週スキャンしたばかりなので、最新の身体データは登録されている。

そこでVRヘッドセットを装着し、AIと会話する。AIに向かって「明日の昼食会に着ていく服が欲しい」と言うだけでいい。

すぐにバーチャル・ブティックにテレポートされる。

移動時間はゼロだ。高速道路の渋滞に巻き込まれることも、駐車スペースを見つけるためにうろうろすることもない。

代わりに自分だけのパーソナル・ブティックに足を踏み入れた。

すべての商品はあなたのサイズだ。ここでいう「すべて」は誇張ではなく、この店からは地球上のすべてのデザイナーの

すべてのデザインにアクセスできる。

電話が鳴った。親友からだ。

彼女も自分のVRセットを通じて、あなたのいる店にやってくる。2人のおしゃべりをAIは聞いている。

あなたの発言が、そのままコマンドになる。

「新しいワンピースに似合う黒いパンプスが欲しい」

そう言うと、あなたの足にぴったりの靴が並んだ陳列棚が姿を現す。

だが、好みに合うものが一つもない。

「このワンピース、あなたが持っている「ジミーチュウ」の黒いサテンのパンプスに似合うんじゃない?」と友人が言う。

問題ない。バーチャル世界にはあなたが現実世界で所有しているすべての衣類や服飾品のデジタルコピーがある。

AIに頼むだけで、すぐにサテンのパンプスを履いた自分の姿を見られる。

明日の衣装を選び終えると、AIが代金を払う。3Dプリンターが倉庫で新しい洋服を製作し、ドローンがそれを自宅まで

届けてくれる前に、デジタルコピーはバーチャルイベントでいつでも着られるように、あなたの個人クローゼットに

追加される。費用はどうかといえば、中間業者が一切ないので、かつて店で払っていた金額の半分以下だ。


いかがでしょう?

まるで、バックトゥザフューチャーと、鉄腕アトムとマトリックスが、一緒になった夢のような話ですが、現実的には、

ここに紹介されている技術(3Dプリンターセンサーと画像認識、AI,VR、ドローンなど)はすでに存在しています。

これら以外にも、例えば、医療の世界においては、AI×3Dプリンティング×ロボットにより外科手術に革命が起こるほか、

量子コンピューターの高速化、低価格化により遺伝子情報を「読み、書き、編集する」ことが可能となり、一人一人に

カスタマイズされた治療法の完成により、寿命が大幅に伸びることも予測されます。

これを裏付けるかのように、すでにGoogleの投資部門のビル・マルスは500歳まで生きることは可能だと言及しています。

こうなると、生涯夫婦で連れ添うという常識が崩れ、何度も結婚をくり返すといったことが、起こりうるわけです。


我々税理士にとっても、それだけの長寿が実現されると、相続の対策の前提が、おかしくなってくるわけで、

相続対策の最も効果的な手段の一つが、こういった高度医療を受診することになる可能性もあるわけです。

一方で、こういうテクノロジーを使った、新しいビジネスが、多数勃興してくることになると思います。

例えば、思いつきで恐縮ですが、宗教上のタブーが気にならないなら、仮想空間に墓地を購入し、故人の思い出を

デジタルデータで保存、家族が現実空間を共にすることなく、その思い出にふけりながら法事を執り行うなども

考えられるわけです。お坊さんが、アバターとなり読経を上げるなんてことも可能です。

このように、あらゆる業界が、こういったテクノロジーの影響を受け、全く新しい姿に代わるということになると、

悲観的に身構えてしまいます。

しかし、こういったテクノロジーの進化に、少し目を見張らせ、そういった技術を取り入れる可能性を検討することは

重要ですし、加えて、そういったテクノロジーに代替えされない能力や人間性をもとにしたサービスを「楽観的に考える」

ことが、これからは必要になるのだと思った2022年の正月でした。


今年もよろしくお願いいたします!


令和4年 正月

アイネックス税理士法人 代表 川端雅彦

京都・大阪の税理士ならアイネックス税理士法人

2022/01/07

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