税理士川端雅彦コラム

KAWABATA MASAHIKO COLUMN

創業30年を迎えて

平成5年6月(1993年6月)に独立開業して以来、今年で創立30周年を迎えることになりました。

企業が続く確率は、国税庁の調査では、10年で6.3%、30年で0.21% だそうです。なんちゃって創業も含めてのデータなので、まともに信用することはできませんが、30年存続させるというのは、それなりに難しいことだと感じています。

そして、創業当初3人でスタートした事業も、税理士法人42名、グループである社会保険労務士事務所10名合わせて50名を超える規模まで成長することができました。税理士法人の42名は、業界の中における規模で言うと、上位1%に入るので、比較的高い成長を果たせたのではないかと思っています。

規模を大きくすること、それ自体に意味があることではありませんが、組織が大きくなればなるほど「規模の経済性」が働き、生産性が高くなるという点では意味のあることだと思います。

また、人数が充実することにより、多様なニーズに応えることができます。例えば、相続や事業承継、M&Aや資産の有効活用、事業計画の策定など、専門性の高い分野に人的資源を投下することができ、付加価値の高い業務を提供することができます。

あわせて、付加価値の高い業務が提供できるようになると、さらに生産性が高くなり、同じ労働分配率であっても、平均賃金を高く設定することができます。このことにより、優秀な人材の採用はもとより、待遇面の改善による定着率の向上を図ることができます。

そういうことを意図して、懸命に取り組んできた結果が、今にあるのだと思っています。

とはいうものの、課題はたくさんあります。

そもそも、我々のサービスは、そのサービスの受益者たる企業様と企業経営者の存在がない限り、存立しえません。

したがって、そういった各企業が、確固たる基盤を作り上げることができ、継続発展していただいて初めて、私どもの存在理由があるわけです。

その点からも、私共のクライアント企業の業績が、同業他社のそれよりも優れている状況を作り出してはじめて、私共がサービスを提供している意味があると思っています。

そのためは、私共のサービスを提供する現場のスタッフ一人一人のレベルを今以上に引き上げていかなければならないと感じております。

30年経って、過去を振り返ると、実に様々なことがありました。存立が危ぶまれるような出来事も数多くありました。

そういう難局に直面しながらも切り抜けることができたのは、現在残って働いてくれている従業員の皆さんの、踏ん張りと頑張りがあったからこそだと思います。到底、私一人では乗り越えられなかったと思います。

同時に、お客様からの喜びの声と激励が、大きな支えとなったことは言うまでもありません。

本当にありがとうございました。

これからのアイネックスグループは、次の3つの高みを実現しようと考えています。

「高い顧客満足度を維持する」

「高い従業員幸福度を実現する」

「高い収益体質を作り上げる」

そして、これらを実現し、お客さまの成長発展になくてはならない存在に進化しつづけ、お客様の生涯価値を、最大限にすることを目指します。

加えて、わが社の価値は、受益者であるクライアントの方々の評価如何にかかっているということを肝に銘じて、日々精進していこうとスタッフ一同、気を引き締めております。

これからも引き続き、ご支援、ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。


令和5年7月5日

アイネックス税理士法人

代表 川端雅彦

京都・大阪の税理士ならアイネックス税理士法人

2023/07/06

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