アイネックススタッフ日誌

I-NEX STAFF DIARY

シンガポールの観光業について(岡田)

 今日、シンガポールには毎年約1,000万人の来訪者があり、アジアの中でも有数の観光大国となっています。2010年の来訪者数は1,160万人と、過去最高を記録しました。

 

 シンガポールの観光名所としては、セントーサ島、ジュロンバードパーク、ナイトサファリ(夜間動物園)など、政府主導で作り上げられた大型テーマパークの他、チャイナタウン、アラブストリート、リトルインディアといった民族の伝統や文化を残す地域、メインストリートとして有名なオーチャードロードなどがありますが、周辺諸国と比較して特に観光資源が豊富とは言えません。それにもかかわらず観光客がここまで増加したのは、シンガポール観光局(STB: Singapore Tourism Board)を中心とした、国をあげての観光振興施策の成果と言えるでしょう。

 

 シンガポールは人口規模及び国土面積が小さいため、観光市場も海外からの需要に頼らざるを得ないのが実情です。近年では、東南アジア諸国、中国やインドなどからの来訪者数の増加を図るべく、観光資源の開発、ビジネス客の誘致といったことから、個人旅行者を対象にインターネットを活用した情報提供まで、政府を挙げて取り組んでいます。

 

 STBは2005年に、以後10年間の観光振興計画「Tourism 2015」を発表しました。これには、シンガポールの観光業が世界的な競争から勝ち残り、将来的には主要産業として経済発展を支え続けるため、それまで主な対象だった欧米や日本に加え、中国、インドといった新興国から観光客を取り込む必要が生じてきたという背景があり、2015年までに来訪者1,700万人にすることを目標にしています。この目標を達成するため、「Tourism 2015」では「家族にとって魅力ある観光地」を目指し、様々なエンターテイメント施設を整備するとともに、オーチャードロードを世界最大級のショッピングエリアとするための再開発を行っています。

 

 観光資源の開発については、シンガポールフライヤー(世界最大級の観覧車)、F1の誘致開催、シンガポール初となるカジノを含む総合リゾート開発に続き、新しいクルーズターミナルの開設、リバーサファリや植物園の開園など、今後も新たな開発計画が目白押しとなっています。

 

 シンガポールの観光業が今後も持続的に成長できるかどうかは、東南アジアの中心という地理的優位性、緑豊かな都市環境、世界的にも高い評価を有する空港等の交通インフラ、一流ホテルの集積、英語の普及、治安の良さといった、従来からのシンガポールの優位性に加えて、新しい付加価値をいかに生み出していくかにかかっていると言えるでしょう。

 

2011/09/15

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