研修資料はAIを使って作成しました
こんにちは。
今回は、先日行った研修について書かせていただきます。
弊社では、日々の業務はもちろん、職員のスキルアップにも力を入れています。
最近では、社内研修のテーマや資料づくりにAIツールを活用することも増えてきました。
今回は、その中の一つとして行った「株価評価の研修」で、実際にChatGPTとGoogle Geminiを使って資料を作成した事例をご紹介します!
「株価評価」は、非上場会社の株式を評価する際に必要な手続きで、税務の中でも特に専門性が高い分野です。
新しく入所した職員にも理解してもらえるよう、初心者にもわかりやすく説明することを重視しました。
● ChatGPTで構成を相談
まずはChatGPTに、「40分程度で株価評価を説明するパワーポイントを作りたい」と相談。
すると、全体の流れ(導入 → 評価の目的 → 主な評価方法 → 事例紹介)を、とても整理された形で提案してくれました。
スライドごとの見出しや、使うイラストのイメージまで一緒に考えてもらったので、構成を固める時間が大幅に短縮できました。(イラストの指示はくれましたが、存在しないイラストも多々あり、結局自分で探してイラストを追加しました。)
また、一度作成してもらったスライドを見ていくうちに、これは表や図を入れるとわかりやすいかもと自分で資料を貼り付けたり、新しいスライドを追加して、chatGPTで作成したものをそのまま使用するのではなく、自分の思いも反映させて、文章も追加したり変更して、「自分が話しやすい内容」に変更しました。
● Geminiで文章をブラッシュアップ
次にスライドを見て話す説明文は、Geminiに、上記で作成した土台のパワーポイントに自分で加工・編集し、完成したパワーポイントを貼り付けて、「説明文章を初心者向けにわかりやすく作成して」と指示しました。
AIの提案を参考に、人の言葉で補足を加えながら、自然で伝わりやすい原稿に整えました。
Geminiは、スライド番号と違う説明をしたり、内容にズレがあったり、結果的に全スライドと文章はきっちり確認しないといけませんでしたが、1から考えて入力するよりはるかに工数が削減できました。
● AIはあくまで“相棒”
AIを使ってみて感じたのは、「AIは人の仕事を奪うものではなく、むしろ良い相棒になる」ということ。
ゼロから考えるよりも、AIにたたき台を作ってもらうことで、“内容を深める”部分に集中できました。
また、資料の量もかなりある中から、ピンポイントで重要ポイントをピックアップしてくれるのはさすがでした。
今回の研修資料づくりを通して、AIを上手に取り入れることで、専門的な内容もより分かりやすく、親しみやすく伝えられることを実感しました。
ちなみに研修に使ったイラストや図は自分の好みで入れました。
私はいらすとやのイラストが大好きなので、ここぞとばかりに入れています。
これからも、ChatGPTやGeminiなどのAIツールを活用しながら、職員研修やお客様向けの情報発信を進めていきたいと思います。
2025/10/17
- スタッフの雑談